幸せを感じる生き方とセルフイメージの関係

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幸せを感じる生き方とセルフイメージの関係

 

個人セッションではいろいろなご相談を受けます。

仕事のことや、人間関係のこと、その他…

内容は多岐にわたりますが、

お話を聞いていくと、

その根っこ、根底にある部分に、

共通のものを感じることがあります。

 

それは自分に対しての思い。

自己肯定感やセルフイメージ。

 

その問題は相手にあるように感じることも、

自分の中の、とある部分、

その問題とはまったく関係性がないと思われる部分、

その部分が癒されていくことで、

自然と物事が解決していくということがあります。

 

その『とある部分』のひとつが、

自分の中にある、自己肯定感、セルフイメージであったりします。

 

仕事がうまくいかないこと。

夫婦関係がぎくしゃくすること。

良好な友人関係が築けないこと。

親子関係でつまづいてしまうこと。

 

一見すると、その問題、不安や悩みは、

目の前にいる人や出来事から起こされているわけで、

自分自身が好んで起こしたわけではない、と、

そのように感じるかもしれません。

 

そこに何の繋がりも感じられないようなことが、

自分の中のセルフイメージと深く結びついているとしたら…!?

想像できるでしょうか!?

また、そのような繋がりがあるのだと、仮にそう捉えたとして、

何か感じるものがあるでしょうか?

 

どんなに良いアドバイスを受けても、

素晴らしい解決方法を提示されても、

自分自身がそれらを、自分の事として受け入れて、

人生を動かしていく気力と体力がなければ、

今ある不安や悩み、満ち足りない思いからの卒業はありません。

自分の中にある思いでありながら、

まるで他の誰かの出来事のようなあいまいさ。

誰かが何かを解決してくれるのではないかという、

他人に任せるような気持ち。

自分の事を誰かの人生のようにゆだねてしまう、

そうした姿勢であり続ける以上、

不安や悩みは、いつも仲の良い親友として、

そこにあることでしょう。

 

自分が自分に対して抱いているセルフイメージと、

目の前にある不安や悩みとの繋がりとにある、

目に見えない結びつき。

それは『信頼する力』ではないかと感じています。

 

セルフイメージが高い人は、

心の奥底で、自分自身を信頼しています。

 

目の前に起こる出来事に対しても、

不安や悩み、不平や不満があるにしても、

どこかでそれは、最善の解決を迎えるであろう信頼を持ち、

時に勇気をふりしぼって、向き合っていきます。

 

自分にとって必要な経験であるとか、

自分を成長させてくれるよい機会であるとか、

人生を前向きに開いていく捉え方をし、

時には辛く、しんどい思いをしていても、

それらに真摯に向き合いながら、

自分の人生、生き方、選択を、信頼していく。

 

状況や環境をすべて自分の願いどおりに変えられたら、

不安や悩みもなくなって、幸せに過ごせるでしょうか?

 

不安や悩みを多く抱えている人は、

状況や環境を整えても、

また新たに、何かを心配することでしょう。

 

不安や悩みがなくなる人生なんて、

きっとないものだと思います。

だからこそ、どう捉えて、どうつきあっていくか。

 

その捉え方、向き合い方の姿勢が、

自分が抱くセルフイメージと結びついているのです。

 

こんな自分は嫌だな…。

なんで私ってこうなのかな…。

 

そのような思いが浮かんだのなら、

それは前向きに変化変容を遂げるチャンスです。

 

『ちょっと不幸せな自分』は、

居心地が悪いながらも居心地がいいこともあります。

 

自分自身のセルフイメージをどう捉えるか。

ちょっと不幸せな自分は、やっぱり嫌だなって思うのなら、

小さな変化をひとつ。

その一歩を踏み出しましょう。

 

不平や不安、悩みを感じながら、

いつもちょっと不幸せな自分でいることを、

当たり前のように思わないで。

 

不平や不安、悩みを感じながらも、

自分の中にあるちょっとした勇気を感じて、信頼して、

そのような中でも、

自分は幸せに生きるのだという小さな勇気を出してみましょう。

 

どのような状況や環境の中でも、

幸せに生きる選択を、その勇気と信頼を、

自分自身にゆるしていきませんか。

 

セルフイメージをどう高めていったらいいのか、

自分に対しての信頼をどう深めていったらいいのか、

そこはまた別の機会にお伝えしますね。

 

毎日の中に、あふれんばかりの幸せがあると気づいたら、

自分自身をもっともっと信頼していけるはず。