いつも似たような服ばかり…を変えるには。
こんにちは。
喜多川恵凛です。
「服装がいつも同じような感じになってしまう。」
「新しい服を買ったのに、手持ちの服と似たような印象になってしまう。」
スタイリングの際、
みなさまからよく聞くお声のひとつです。
なぜ、そう感じるか。
原因はいくつかありますが、
今日はそのひとつである「シルエット」について、
説明をしていきます。
ここでいう「シルエット」というのは、
その服の持つ形、
また、服を着たときに出来上がる姿、
外周、形やラインのことを言います。
着る服を変えても、
新しい服を買っても、
その服のシルエット、形が、
「いつも同じ」「似ているライン」のものだと、
全体の印象が同じようになるので、
「なんだかいつも似たような服ばかり。」
「いつも同じような服装になってしまう。」となるのです。
手持ちの洋服を見直して、
自分はどのような形の服、シルエットの服が多いか、
まず確認してみてください。
また、ここには「好み」や「体型コンプレックス」も
場合によっては含まれています。
そのあたりも一度丁寧に感じてみることで、
「いつも似たような服ばかり。」という思いの、
大元、原因がわかってくると思います。
もちろん、いつも似たような服、
同じような印象になっても、
自分がそれで満足、
そのスタイルに気持ちよくOKしているのなら、
そこを変える必要はありませんね。
何かちょっと変化を起こしたい、
コーディネートの幅を広げたい、
そのような願いがある際には、
一度、自分の服装、コーデの、
「シルエット」に注目してみてください。
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では、実際に写真で説明していきます。
まず、基本のライン、
「Iライン」のシルエットがあります。
トップスはTシャツやニット、
そこに細身のストレートパンツやタイトスカートを合わせて。
縦のライン、Iラインが出来上がるコーディネートです。
これはほとんどの人が、
普段から馴染みあるものだと思いますし、
男性のコーデは、
この「Iライン」シルエットしかありません。
(ですので、男性のコーデは、
シルエットを変える、という方法ではない部分で組み合わせます。
これはまた別の機会に。)
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この「Iライン」を「Aライン」に変えることで、
シルエットが変わります。
「Aライン」とは、裾に向かって、
台形に広がっていくラインのことです。
こちらの写真は↑
先ほどと同じ白パンツですが、
細身のパンツではなく、ワイドパンツにチェンジしたコーデ。
またこちらの写真も↑
タイトスカートをロングのプリーツスカートにチェンジしたもの。
トップスは同じまま、
ボトムスを変えることで、
全体のシルエットを「Iライン」から「Aライン」へ。
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並べてみます。
写真を見比べてみて、いかがでしょうか。
カーキのTシャツに白パンツのコーデは、
靴やバッグといった小物アイテムもすべて同じもので、
白パンツの形、シルエットだけが違います。
唯一、違うのが白パンツの形だけ。
それぞれ、どのような印象を持ちますか。
またこちらの写真↓のトップスは、
同じ黒のニットですが、
ニットをスカートに入れるか、入れないか、
それによってウエストの位置が変わります。
スカートに入れたほうが、
重心が上がり、スタイルアップ効果がありますね。
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自分の普段の服装、コーディネートを振り返った時に、
どのような「シルエット」のものが多いか。
パンツスタイルが多い人は、
「Iライン」が多くなると思いますし、
スカートスタイルが多い人は、
「Aライン」が多くなると思います。
日々の生活、TPOによっても、
スカートか、パンツか、
人それぞれに変わってくると思いますし、
その人の好みによっても、
選ぶアイテムが変わってくるでしょう。
服を選ぶ、という行動には、
そうしたいくつかの要素が重なっています。
たとえばそれは、
「好き」といった好みの部分、
「動きやすい」といった着心地の部分、
「無難に」「華やかに」といった周囲との調和の部分、
その他、その服を選んでいる「何か」があるものです。
「いつも同じようになってしまう。」という大元には、
服を選ぶ基準、理由が、一定に決まっていて、
そこから脱しない、別の選び方、選択をしない、という、
思考の部分も関わっていることがあります。
自分はどういった基準で服を選んでいるか。
それらの要素、要因がわかったら、
そこから少し「新しい選択」を入れてみる。
その選択のひとつに「シルエット」という部分を。
よろしければぜひ、お試しください♪
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