成長には「ちょっとした負荷」を

 

 

 

 

受験生の息子は塾の夏期講習がはじまりました。

先々週の週末、そして先日の4連休は、
朝8時半からはじまり、
夜19時半までの10時間コース。

1日にこんなに勉強するのは、
息子にとって初めての経験です。

嫌だなぁ、行きたくないなぁ、
家にいるときぐらい、愚痴を言わせて、と毎日言いながら、
朝になると支度をし、弁当持参で出かけていきました。

私も勉強嫌いだったので、
この気持ちはよくわかります。

1日、1日、授業を終えて迎えに行くたびに、
あ~終わった~っと、
ちょっとした解放感を味わっていましたが(笑)

受験生、ここからが始まりなのだぞ、と
母は心の中で突っ込んでおきました(笑)

 

**********************

 

人が成長をするときって、
「ちょっとした負荷」がかかっていると思います。

今までと同じ、ではなく、
今までよりちょっと大変、
今までよりちょっとがんばること、がある。

ウキウキわくわくできることもあるかもしれませんが、
大抵は、ちょっと嫌な気持ちになることかもしれませんね。

経験したことがないこと、
はじめてのことに向き合うときって、

自分の中にそれが「ない」からこそ、
緊張したり、不安になったり、

心がそちらの方向へと、
働くこともあるでしょう。

そして1度、それを経験してみたからといって、
すぐに何か順応する、
対応することが難しいこともあるので、

その状況や環境に慣れるまで、
当たり前に身につくまでは、
しんどさや辛さを感じることもありますね。

これは筋トレと一緒かな、と思っています。

腹筋が10回しかできない人に、
20回やれ、は大変ですけれども、

毎日、なんとかやっていると、
20回できる、が当たり前になる日がやってくる。

すると、今までの10回が、
さらに簡単なこと、気楽なことになる。

最高10回、だったことが、
気楽に10回、になるとき。

最高10回だったことが、
最高20回、になるとき。

これを「成長した」と、
そう言えるのでしょう。

 

**********************

 

この考えでいくと、
自分の器、自分の才能、能力、
今より成長をしたい、と願うときには、

「未経験のことや、未知なることに、ちょっとした負荷をかける」ことが
必要になってくるのだろうと思います。

そしてそれは、
「ある程度の時間をかける」
「ある程度、反復練習、繰り返し行う」
ことも必要になることです。

「量と時間」は、
この三次元で生きる上で(笑)
必須、と呼べることなのかもしれません。

そしてもうひとつ、
心の働きとして、

ちょっとした辛さ、しんどさ、に、
立ち向かっていく勇気というか、

それに向きあおうとする、
心の力、が必要になる。

よし、がんばるぞ!と、
やる気を奮い立たせる場合もあれば、

嫌だな、しんどいな、
でも、行かなくちゃ、やらなくちゃ、と、
後ろ向きの思いで向き合う場合もあるでしょう。

どちらがいいとか、悪いとかではなく、
どちらであったとしてもそこには、
向き合う勇気、が働いていると思います。

実際に、「それをやる」という、
行動にまで移せているというのは、
心の中に「向き合う力」が、あるからです。

はじめてのこと、
未知なることに向き合うときには、

誰でもみな心の中に、
それに向き合おうとする小さな勇気、が
そこに働いています。

そして大抵のことは、
時間と量が増えれば、

自分の中に慣れ親しんだ経験、として、
蓄積されていくものになるのですから、

その時間と量の蓄積がされるまで、
その間だけ、ちょっとしんどかったり、
ちょっと辛かったりすることがあります。

身についてしまえば、
習慣になってしまえば、

そこになんの気負いも、ストレスもなく、
気楽にできること、になっていきます。

ですから、そのちょっとの間、
量と時間、蓄積の間、
向き合おうとする勇気がもてるかどうか、

「成長」と言われることの中には、
この小さな勇気、が実はとても大切なのではないか、と
そのように思っています。

そしてこれは実際に、
過去にいろいろなタイプの子どもたちと過ごす中で、
感じてきたことでもあります。

 

**********************

 

この「ちょっとした負荷」が、
「かなりの負荷」になってしまうと、

心身ともに疲弊してしまったり、
場合によっては病んでしまったりするのかもしれません。

負荷をどの程度かけるのか、というのは、
自分で調節できることもあれば、

状況や環境から、
調節できないこともあるかもしれません。

子育ての場面であると、
この調整は保護者である親ができることです。

お子さんの気質、タイプを見て、
心の中にある「小さな勇気」が持ち続けられるように、

今は負荷をかけるときであるのか、
今は休息をもつときであるのか、

お子さんのよりよい成長に向かって、
その見極めをしていくことが大切であると感じています。

親ががんばれるタイプ、
やる気のある気質の場合、

「ちょっとした負荷」そのものが、
すでに「いやいや、結構な負荷だよね。」ということもあります。

向き合う心、向き合う勇気、
それを前向きに、強く発揮できる場合は、

自然とかける負荷も、
大きいものになっている場合があります。

がんばり屋さんは、
そもそも、自ら大きな負荷を求めることもありますから、ね。

これくらい当たり前、
これくらいできなくちゃ、という感覚。

自分の中にあるそうした感性、感覚についても、
ある面では冷静に、
落ち着いて感じられる感性が必要かもしれません。

また子どもに対しての期待が大きいと、
負荷も大きくなる場合があります。

自分は、子どもの頃にそこまで負荷をかけていないのに、
子どもにはかなりの負荷をかける方もいます。

もう一度、朝起きて、学校に行き、
1日、決められた規則、ルール、リズムで勉強をし、
運動をし、係の仕事をし、
先生や友達との集団生活をすること、

そして帰宅後、塾や習い事、レッスン、等々…
お子さんがやっていることを、
一緒にやってみたらどうでしょうか。

大人ももちろん、がんばっていますが、
子どもだって結構、がんばっていますよ。

大人の方がお金も、時間も、
人間関係も、行動範囲も、
自由気ままになっていること、
たくさん、ありますよ。

 

**********************

 

話がちょっとズレてしまいました…^^;

成長をするときには、
「ちょっとした負荷」がつきものです。

それを変に悪者にするのではなく、
単純に、シンプルに、
そういうもの、だと認識をすること。

ある程度の時間と量を要する、
必須項目、必須アイテム、
もうそういうものである、という、
単純さをもって、

あとは心の中に、
小さな勇気をもって、
向き合っていくこと、です。

できること、やれることが増えるのは、
人生の幅が広がり、楽しいことです。

成長することは、
自分の可能性が広がることであると、

そう実感できるようになると、
より前向きに、
心の中にある向き合う勇気も力強く発揮され、
良い形でのスパイラルができあがってきます。

あの人は何をやってもうまくいく、と、
そう感じる方って、身の回りにいませんか?

そうした方は、
負荷のかけ方、心の働き、

身につけるまで、習慣化するまで、
自分にとっての良い方法、
発揮の仕方を身に着けているのだと思います。

「成長する」と言うことに対しても、
経験値が高い、ということですね。

 

**********************

 

息子にとっては初めての経験、
10時間勉強、でしたけれども、

受験勉強に真剣に向き合っている人からしたら、
それは当たり前、のことでもあります。

今回、はじめてその入り口に立って、
これからどのように向き合うのか、

息子の中の小さな勇気、は、
どのように発揮されていくのか。

受験勉強を通して、
息子にとってのよりよい学び、成長に繋がるよう、

母はせっせと、
ご飯づくりと送迎に努めようと思います(笑)

数秘術では、9や7といった、
陰の気質をもつ息子。

外で何かを発散する、というよりも、
家の中でマイペースにリラックスすることの方が、
元々の気質、傾向としてあります。

大好きなゲームは、
息抜きとして多めに見てあげようと思っていますが、
さて、実際はどうなるでしょうか(笑)

私自身の親としてのエゴ、
8番のやる気、ガッツ、
それもまた冷静に扱っていかなければいけませんね(笑)

 

それでは、今日も素敵な1日を♪

 

 

朝8時に特別なコラムをお届け

喜多川恵凛の毎日をちょっぴりハッピーにするコツ

毎日を元気にスタートさせる秘訣を
月曜から金曜、毎朝8時に特別なコラムをお届けします。

ブログでは明かしていない裏話や心温まるエピソード満載。
笑顔になれる情報から深い気づきまで、読むたびに新しい発見があります。

登録特典

  • 自分をもっと好きになる手相編、数秘術編の無料PDFをプレゼント
  • 開催するイベントや勉強会の先行予約もできます