家系の中の「担当者」☆引き受ける、整える

 

こんばんは。
喜多川恵凛です。

今日(2020年3月23日)は、
彼岸明けの日ですね。

私は先日、
父方、母方、両方のお墓参りに行き、
手を合わせてきました。

夫の実家の方は、他県、少し遠方になるので、
今回は見合わせようとのことになり、
心の中で、報告させていただきました。

みな元気です、と
ご先祖様へ報告できること、
ありがたいことですね。

 

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つばき紀子さんと一緒に
年に2回、3月と9月に、

「家系学」についてのお話会や、
浅草寺ツアーなどを開催しております。

今月も開催の予定でおりましたが、
コロナにより、今回は延期としました。

ご先祖様は今回のこと、
この世界の流れを、どのようにご覧になっているでしょうか。

過去、ご先祖様が生きていた時代、
手元にある家系図をみてみると…

弘化、安政、元治、慶応、明治、大正、昭和…
これらの元号が並んでいます。

その時代時代に、大変なこと、
恐れや不安と向き合ったことが、
きっとたくさんあったことでしょう。

それぞれに、嬉しいこと、悲しいこと、
たくさんあったことでしょう。

そういえば、
大正生まれの祖母は、

私が幼いころに、
たまに戦争の話をしてくれました。

部屋を真っ暗にしてね…
明かりをつけてはいけなくてね…

幼かった私は、
祖母の話を「ふ~ん、そんなこともあったんだ…」くらいにしか、
当時は思えず。

今思うと、祖母も20代の頃に、
そのような経験をしたわけで。

私の20代の頃とは、
全く違った生活だったことでしょう。

 

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母方のお墓参りに行く日。

子どもたちを誘ったのですが、
早々に断られて…^^;

ふと、母を誘ってみよう、と思い立ち、
連絡をしました。

母は別日に行く予定だったそうですが、
私が今日行くのなら、一緒に行く、ということになり。

その日は急きょ、親子二人で、
お墓参りのドライブに。

久しぶりに母と二人だけで、
ゆっくりと、たわいもない話をしながら、
途中途中は、祖父母や親戚の話をして。

こうしてあれこれと、
母と話ができること。

そのものが、ご先祖様からの
贈り物のような気もしています。

兄と妹、3人兄妹の私ですが、
なぜか!?お墓参りへは、
母と二人で行くことが多いです。

兄や妹を連れて行かないとか、
そのようなことは全くなくて…。

なんとなく、タイミングが合うというか、
その時々の状況から、
二人で行く、ということになるのですね。

今までのことを振り返っても、
なぜか、不思議と、
母と二人でお墓参りに行ったり、
親戚の家へ行ったりしていましたし、

まぁ、今回も結局、
そのようになりました。

 

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家系学のお話の中で、
つばき紀子さんは、
「家系には担当者がいる。」とおっしゃいます。

この言葉を聞くと、
参加者のみなさま、それぞれに、
何かしら、思い当たるものがあるようです。

ご家族や親戚との関係は、
みなそれぞれに、それぞれの環境がありますが、

その中でも、どこかで、
自分が家族や親族の調整役、繋ぐ役割を担うのでは…
自分がお墓を守っていかなくては…

それぞれに、
何かを引き受ける、担当をする、
そうした役割、お役目のようなものを感じることがあるようです。

何をもって「担当者」なのか。
「担当者」だから何なのか。

その答えは、みなそれぞれが、
それぞれに感じることであればいいと思っています。

「家系には担当者がいるのですって。」と、
その一言を聞いたときに、

心に何か響くものがあったり、
腑に落ちたりするものがあったり…。

そうした声にならない声のような、
何かしらの感覚のような、

そのようなものが、
ふと、湧き上がるものがある方々は、
きっと「何かしらの担当者」なのではないか、と
私自身はそう思っています。

何か大きなお役目があるとか、
役割、使命がある、
やらなくてはいけないことがある、
ということではなく…。

 

ただ、そこにいる、というだけでも、
何かしら十分、果たしているものもあるのだろうと思います。

 

親や兄弟、家族、親族に対して、
何かしらの縁、因縁、思い、感情等、
抱くものがあること。

何かしらを、今よりもよりよく整えていこう、
ご先祖様を敬い、感謝して生きていこう、と思ったり…。

もしくは、家族や親族、
ご先祖様の時代から、代々と続くものを、
さらに、繋げていこう、と思ったり…。

もしくは、ここで引き受けて、
ここで断ち切って、私の代で終わりにしよう、と思ったり…。

自分の中に、何かしらの思いがあるのなら、
それも自分にとっての今世の一つの役割、使命であり、
そしてそれを「担当者」と呼ぶこともできるのではないかと思います。

 

自分が何かしらを引き受ける。
自分は何かしらやることがある。

 

そう思うことで、
今の家族の関係、親族の関係、
今世、繋いだ縁が、より良い形で開いていけるのなら…。

「答え」がどこかにあるのだとしたら、
きっと、これも一つの答えかな、とも思っています。

 

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私自身も、何かしら引き受けるもの、
整えるものがあるからこそ、

こうして、つばきさんと一緒に、
家系のお話会を開催しているのかなぁなんて、
ふと、思うことがあります。

と、同時に、
担当者であってもなくても、
別にどちらでもいいことでもあるな、と、
そのように思う自分もいます。

あれこれと書いておきながら…
矛盾しているのですが(笑)

 

ご先祖様に思いをはせて、
手を合わせることで、
なんだか、幸せを感じることがあります。

今、家族と心穏やかに過ごしています、と
そのように報告できることで、
愛と感謝を感じることがあります。

こうした気持ち、ひとときがあること。

ご先祖様を思うことで、
今、この瞬間に幸せを感じられること。

なんだか気持ちが穏やかになること。

そうしたものが、
心の中から湧き上がってくる瞬間がある。

そのことが、単純に気持ちがよくて、
好きなのだろうと思います(笑)

おじいちゃん、おばあちゃん、
みんな元気だよ~って報告できることが、
単純に、素直に、嬉しいです。

 

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家族に対しては、
それぞれにテーマ、課題があるものだとも思っています。

もしかしたら、人によっては、
とても厳しい道のり、大きな試練を、
生まれながらに背負ってきた方も
いらっしゃるかもしれません。

そこにどんな役割や使命があるか。

そこにしんどさや苦しさを感じてしまうのなら、
変に意味づけをする必要はないと思っています。

 

けれども、どこかで、テーマや課題を感じ、
「担当者」であると感じられるものがあるのなら…。

そこに何か、向き合わなければいけないと、
そう感じられるものがあるのなら…。

どこかの、何かのタイミングで、
勇気をもって、その扉を開いていく、
その瞬間を迎える日がきっとくることでしょう。

 

家系を知ることで、
何が開かれていくのか、
どこに向かっていくのかと言えば、

自分や、自分が大切に思う人が、
より幸せに生きていけるように…ではないかと思っています。

 

何を引き受けるのか。
何を整えるのか。

 

自分なりに答えを感じ、見出し、
そしてその導き出した答えが、

より自分らしい生き方、
幸せに繋がっていかれますように…(*^-^*)

 

 

 

家系学お話会

【家系学お話会・浅草寺ツアー】

3月と9月の年に2回、
つばき紀子さんをゲストスピーカーとして
お招きをして、
浅草寺へお参り&家系学についてのお話会を
開催しております。

ご家族のこと、親子関係、
夫婦関係、その他…

家系の流れという視点から、
今の自分、そして、
自分の身の回りにいる人たちとの関係、
見つめてみませんか?

自分の中にある原点、ルーツ、
ご先祖様から流れているもの、
感じてみていただければ。