この場所を守り続けたい、という思いに

今日はみなさんへ、
支援、応援募集のお知らせです。
5月末に惜しまれながら閉館をしました、
上野、水月ホテル、鷗外荘。
ここには、森鷗外が「舞姫」を執筆した、
鷗外の旧邸が保存されており、
「舞姫の間」や「於母影の間」として、
ホテル営業中にはたくさんの方を迎え入れていました。
実は、本が出版されたら…
この鷗外荘で、舞姫の間で、
出版記念の集まりをしよう、と、
ひそかに決めていた場所でもあります。
尊敬するみさ子女将のもとで、
出版しました、とみなさんに伝えたかったのですね。
私がモタモタしているうちに、
憧れの鷗外荘、舞姫の間は閉館という流れになりました。
出版の会ができなかった、というよりも、
鷗外荘が閉館するということに、
なんとも言えない喪失感がありました。
コロナで自粛、自粛と言っていた、
3月、4月の頃でしたね。
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その鷗外荘の旧邸ですが、
現在、修繕のプロジェクトが立ち上がり、
クラウドファンディングにて、
支援者を募っております。
その後の流れなど、詳しいことは聞いていませんが、
この旧邸を守る、ということには、
何ら、変わることはないのだろうと思います。
ホテルを閉館して終わり…ではなく、
むしろそこから、
またいろいろなことがはじまり、
動いていくことがあるのでしょうね。
私も微力ながら、
応援していこう、と思いました。
支援募集は12月11日までとのこと。
ご賛同いただける方は
ぜひ、よろしくお願いいたします。
詳細はこちらより、
ご覧ください。
水月ホテル鷗外荘
鷗外荘修繕プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/ohgai
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女将である、中村みさ子さん。
美塾の佐佐木順子さんより、
ご紹介いただいて、
一度、ランチをご一緒させていただいたことがあります。
柔らかな、温かな笑顔の中に、
仕事に対する真摯な姿勢を感じ、
この方には、嘘はつけないというか、
表面的に、なにかうまくやっていたとしても、
本質を見抜かれてしまうというか、
まっすぐに、正直にいよう、と、
背筋をピン、と正すような、
そのような思いを感じました。
その思いは今も同じで、
何か、適当に、調子よく、
手を抜きたくなるとき、
みさ子女将がこの姿を見たらどうだろうか…
みさ子女将の前に、この姿で立てるかな…
ふと、そのようなことを
思うときがあるのですね。
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鷗外荘が閉館となり、
女将の花道を祝う会が、
オンラインで行われました。
そこで印象に残った言葉があり、
今もスマホに残しています。
「人は人でしか磨けない」
「きれいにする」
「準備をする」
「受け入れる姿勢をもつ。お金を払っているということは、
どのような人でもお客様」
「声なき声を知る」
「声の大きい方の意見は耳に入りやすい。」
「何も言わずに帰る方々に思いを馳せる。」
「中立な立場を忘れない。」
これらの言葉を時折見直して、
今の自分の様子と照らし合わせています。
実際にお会いしたのは、
数回、数える程度のものなのですが、
私にとって、
とても大切なことを教えてくれる、
尊敬できる、人生の先輩に出会えたと思っています。
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誰と出会うか。出会えるか。
これは本当に、
自分では何もできないというか、
本当に、何かの導きがあってのことだと、
そのようにも思います。
その縁がどのような関係になるか、するかは、
これもまた、自分の力だけでは、思いだけでは、
どうすることもできない部分がありますが、
自分なりに大切にしよう、と思えることは、
やはり、大切にしていきたいな、と思います。
旧邸を守りたい、というよりも、
みさ子女将を応援したい、という気持ちの方が、
正直なところだと思います。
この人の力になりたい、
少しでも何かの形で応援できたらいいな、と、
そう思える人がいる、ということも、
幸せのひとつかもしれませんね。
支援をすると、
リターンとして、
みさ子女将が鷗外荘を案内してくれるものがあります。
よろしければ、ぜひ、
みさ子女将に会いにいっていただければ(^-^)♪
残念ながら、
私はこの日程、都合がつかず、
千葉から応援の気持ちを、
めいっぱい、送ろうと思います~(^-^)
それでは、今日も素敵な1日を♪
