誰にも言えない、家族の悩み




思いもよらず、ひょんなところから、
誰にも言えない悩み、気持ちを聞くことがあります。

先日もそうした流れになって、
ただただ、頷き、耳を傾けておりました。

今までのことを振り返っても、
みなさんご家族についてのお悩みが多いでしょうか。

きっと、こういうことって、
家族や親族、友人や近所の方等、

関係が近い人には、
案外、話せなくて、

私のように、たまに会うくらいの、
ちょっと遠い関係、

直接は関係がないけれども、
その背景や状況は理解ができている、

そうした間柄くらいの人に、
何かの折、ポロっと話してしまうものなのかもしれませんね。

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自分と親との、親子関係、
自分と子どもとの、親子関係、

また夫婦関係、親戚関係、
誰にでも、軽々しくは話せない、
話したくないけれども、

ずっと、自分の中に閉じ込めておくこともまた、
健康的ではなくて、

誰かに聞いてもらうことで、
少し、自分の気持ち、心を整えて、

またその関係に、
向き合っていかれるのだと思います。

話を聞いてほしい、と言われるときもあれば、
ホントに、ひょんな流れから、
その話を聞くことになることもあるのですが、

私に何か話すことで、
その方の心が少し、何か整うのなら、

また少し、明るい方向へと、
世界を見ていけるのなら、

うんうん、と頷いて、
耳を傾けていけばいいのかな、と思います。

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内容については、
やはり、そこはちょっと重く沈むような…

そのようなときもあり、
なんだか私自身、
これを聞いてしまってどうしよう…と、

そう感じるときも、
正直、あるのですけれども、

でもそこは、変に共感しすぎないというか、
その方のテーマ、課題のひとつでもあることに、
信頼をして、

その方だからこそ、きっと大丈夫、と、
そう信頼をしています。

同時に、自分の元にやってきた、
その話は、きっと何かしら、
私にとっても学びの場だと思うので、

何かの折、自分ならどうするだろうか、と
考えたりすることもありますし、

その話を聞いて感じている思い、感情を、
レイキしたりクリーニングしたりしています。

きっと、レイキをすることや、
クリーニングをすることが、
私にとって、大切なことであって、

その方の悩みや心配、不安を、
私が解決するとか、アドバイスするとか、
そのようなことでもないと思っています。

もちろん、どう思う?とか、
アドバイスが欲しい、とか、
そう言われたときは、
私なりの考えや思いを、伝えています。

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一見、そんな風に見えなかった、
そんな悩みを抱えているように思えなかった、
そうした方々もいます。

むしろ、何かうまくいっているような、
そのような印象を持っている方でさえも、

お子さんのことやご主人のこと、
ご家庭のことで悩んでいらっしゃったりもします。

まぁ、あからさまに、
私、大変です、悩んでいます、と、
そうした態度で過ごすことも、そうそうないと思うので、

傍から見れば、
そんな風に見えなかったな…と、
そのようになるものなのでしょう。

以前、家庭内別居中のお話を、
なぜか私も一緒に聞くことになり、
同席をしたことがあるのですが、

現在の様子から、過去のこと、
これから先のこと、

いろいろと話をお聞きしていく中で、
同席していたもう一人の方も、

実は私もいろいろとありまして…と、
その方の身の上話になりました。

ただただ黙って、お二人のお話を聞いていましたが、
そのうち、おひとりから、
何もないのはえりんさんだけね、と、
苦笑いのように、いきなり話をふられまして。

家族関係、親子関係、
両親とも、夫とも、また子どもたちとも、
すべてがうまくいっているでしょう、と。

お子さんも、男の子、女の子、
両方に恵まれて、
本当に、いろいろとうまくいっていて、
こういうこと、何もないでしょう、と。

そう言われてしまうと、
そんなことないです、ともなんとも言えず…。

確かに、家庭内別居もしていなければ、
両親とも不仲ではないし、
子育ても、そこまで手を焼いているわけでもないし…

否定も肯定もできないような、
何とも、変な、みょうな気持ちを味わったこと、
今でも覚えています。

気持ちが激しく揺れ動く、嵐の真っ只中にいる中で、
ひょんなことから同席することになった私を、

あなたは何もなくて、呑気でいいなぁと、
そのように思ったのかもしれませんね。

いえいえ、うちだって、こんなに大変です、
こういうこと、あるんです、なんて、
言うつもりもなければ、
普段、これと言って感じていたことも、
正直、特になかったので…。

何もないでしょう、と言われたら、
確かに、ないですねぇ…と、
心の中で黙認せざるを得ないというか…^^;

黙って話を聞いていましたが、
さらに黙って、お話を聞く…
そのような時間であったこと、
今ふと、思い出しました。

家族関係のテーマ、課題は、
誰かと比べることではないものだと思いますが、

時に、誰かと比べて、
自分自身の置かれている状況や環境を、
誰か別の人へと渡してしまいたくなる、
そのような思いを味わうことがあるかもしれませんね。

私は自分自身、
あの人と比べていいでしょう、とか、
あの家よりもましだとか、

そのように思うことはありませんが、
でも、何かの折に、タイミングに、

こうして家族や親族の悩みを聞く機会が訪れることで、
自分の今の状況や環境、立場や役割を、
あらためて見つめ直す機会になることがあります。

いろいろな方の状況、お気持ちを聞く中で、
自分は家族と、親や夫、子どもと、
どういった関係を築いていきたいか、

どういった関係で日々過ごしていきたいか、
話を聞きながら、自分自身を省みることはよくあります。

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いろいろな状況や立場の方のお話を聞きながら、
それぞれに違う状況や環境の中ですが、
何か、共通するものを感じるときがあります。

それは、その方の価値観の解放です。
執着を手放す、ともいえるかもしれません。

子どもが不登校で…と、
時折、耳にすることがありますが、

お子さんがそうした状況、環境の中にいる中で、
親として、自分が持っている観念、価値観を、
解放していく作業が含まれることがあります。

たとえば、高学歴にこだわっていた自分を、
子どもは元気でいてくれればいい、と、
そのように捉えなおす。

またそのように子どもを見て、子どもと向き合う。

今までとはまた違った視点、捉え方、
観念を書き換え、価値観を開放し、
握りしめている執着を手放す。

家族関係でのお悩みを聞いていると、
何かしらの観念、価値観、
時には強い執着を感じることがあります。

そしてそれは、
ご本人には、なかなか自覚が難しい。

第三者の客観的な視点、適度なバランス感覚、
そうしたものがあるからこそ、
見えていたり、感じられたりすることであって、

なかなか、ご本人が、自分自身が、
それを自覚し、手放していく、
その作業を自分自身の手だけで行っていくことは、
やはり、難しいことなのだろうと思います。

家族だからこそ、
手放せない、手放したくない、
期待や願い、思い、祈り、
そうしたものもありますね。

でもどこかでは、これではいけない、
自分らしくない、
家族らしくない、

そのように感じるからこそ、
誰かに、この思いを話すのでしょうし、

聞いてもらうことによって、
客観的な視点、捉え方を、
自分自身で取り入れていくのだと感じています。

近すぎてもまた、
話せないこと、話したくないことがありますね。

ちょっと遠いから、距離があるから、
安心して、話せる、
この場だから、話せる、
そのような人や場所ってあるのだと思います。

誰かの悩みを聞こう、
私が何か聞いてあげよう、

そのように思っていることではないですが、
何か、やはり、自分の耳に届くことがあるときには、

その流れ、タイミングを、
ある意味、信頼をして、

レイキをしながら、クリーニングをしながら、
この話はそれぞれの人の喜びや幸せのために、

その人の思いや願い、気持ちを、
よりよい方向へと生かしていくための時間であると、
そのように捉えています。

なにかうまくいかないのは、
そこに、自分の強い思い、願い、
時にそれが、執着となっているもの、
そうしたものがあるからだ…

絶対に、そうである、ということではありませんが、
私がいろいろと人と関わる中で、
学んだことのひとつでもあります。

観念、価値観の解放、
執着を手放すこと。

家族に対しても、
「握りしめる何か」を感じるときには、

相手を変えようとするのではなく、
自分が何を握りしめているのか、
それをまず、感じていくことかなと思います。

握りしめていることがわかったら、
あとはパッとその手を開くだけ、です。

そう思うと、単純ですね。
シンプルですね。

誰かに話を聞いてもらいながら、
力を抜いて、何かを手放す。

これもまた、その人それぞれが、
それぞれらしく生きていくうえでの、
幸せに向かう、ひとつの方法かもしれません。

それでは今日も素敵な1日を♪


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